投稿日:2023年12月18日
最終更新日:2024年3月22日
カタカムナ小説神話

カタカムナ神話(神々の誕生)

著者画像
WRITER fumiko
カタカムナ学校認定講師
自分らしく生きようと決意した時にカタカムナと出会う。 そこから変わり始めた世界を探究中。

「カタカムナ神話(神々の誕生)」掲載について

2023年令和5年11月3日~5日「カタカムナ松下村塾研修会」で、戸隠、上高地、皆神山に行きました。2023年のカタカムナ学校休校中に、カタカムナ学校の卒業生達が、様々な分野で一人一人の力を発揮し始め、光を放ち始めました!
それはそれはスゴいエネルギーです!
私は、「今、新しい神話が始まっている!」と心から感じ、最終日「皆神山」に登ったときに「皆がそれぞれに神となる」というこの地の浅間神社で、世界の平和のために立上がった命(みこと)達の名を、神として宣言すべきだと思いました。そうして星空の下、一人一人が神となる自分の神名を宣言し、決意を述べました。
今日から始まる、この全く新しい神話を、後世に残したい!と思いたち、私はその日参加していたfumikoさんに、「カタカムナ神話」を書いて欲しいと頼みました。
彼女は、はにかみながら快くその役割を引き受けて下さいました。第1話は、「神々の誕生」についてです。誇張せず、ただ素直に描いて下さった神話を、オフィシャルサイトに掲載させていただきます。続きは、ことあるごとに紡いでいって下さるでしょう。
参加した方で、御神名が洩れていた方、又は、当日参加できなかったけれど、自分の御神名を宣言したい卒業生は、学校長にFBメッセンジャーにてご連絡下さい。
加筆させて頂きます。
それでは「新しい神話」の物語、始まります♥

2023年令和5年 12月17日
カタカムナ学校長・カタカムナ言霊伝道士  吉野信子

研修旅行は戸隠に決定

令和5年11月3日から11月5日までの2泊3日で、カタカムナ学校松下村塾の研修旅行が実施されました。今回の研修先は長野県戸隠・安曇野・上高地です。この時期の長野は例年ならば冷え込んで冬支度が必要ですが、この3日間は天気が良く、日中は20度を越えて良い研修日和が続きました。

カタカムナ学校松下村塾では、毎年、候補地をいくつか出しながら相談して研修地を決めています。今年はぜひ戸隠にという提案があり、戸隠方面に決定しました。しかし引率の方のやむを得ない事情により、急遽、この地に詳しいククリンククルンさんが代わって案内して下さることになりました。

塾生の中には、研修旅行を楽しみにしている人が数多くいます。というのも、カタカムナ学校に集まる人々は不思議と穏やかな人が多く、会ったことが無い人でもすぐに打ち解けることができ、ストレスのない旅行が楽しめるからです。「こんにちは」と挨拶をしたところから、あっという間に仲間になり、信頼できる集団が出来上がります。生命至上主義や愛を中心としたカタカムナ哲学の賜物でしょうか。今回はまた格別に、楽しい賑やかな集団が出来上がりました。

吉野信子先生が参加される旅行は、今までも数々の逸話を残してきました。しかし、今回の旅は特別なものになりました。なぜなら、この旅行は宇宙の計画としてあらかじめ決められたものであり、かの有名な岡本天明氏によって降ろされた日月神示により予言されていたものだったからです。その不思議な研修旅行を以下に記していきたいと思います。

11月3日(研修1日目)

初日は13時に長野駅集合でした。全国各地からそれぞれの思いを秘めて参 加者が集まります。今回の戸隠旅行の参加人数は32名。隠された戸(戸隠)を開くメンバーです。出発時間までに、32名のメンバーが滞りなく集合しました。

カタカムナの中心には「十」があります。カタカムナの丸十のマークを見れば簡単に理解できます。ここからは、カタカムナを勉強していないと難しい話ですが、カタカムナの中心、核の動きである「九、十、十、九」。二つの「九」に挟まれた二つの「十」。「十」つまり「ト」。今回は、この「ト」じられた「十」を開く旅になります。十字に貼り付けられた自分自身。十字に貼り付けられたイエス=キリスト。十字に貼り付けられたスサノヲ。十字に貼り付けられた香香背男。見方により名前は変化していますが、みんな同じモノを指しています。今回はその神々が開かれる旅になると先生からお話がありました。

さて、32名を乗せたバスは、最初の目的地である飯縄神社を訪れました。イイヅナジンジャの「イ」。カタカムナでは「イ」は数字の「五」を示します。「五」と言えば、「五芒星」を思い浮かべることでしょう。「イエス、キリス」の上下逆転した二つの三角形(▲▼)を重ね合わせた「六芒星」が、回転して穴の開いた「五芒星」になる。「ここはそういう場所ですね。」と飯縄神社の境内で吉野信子先 生からお話があったそうです。

実はこの話を偶然に聞いていたのが、大峯山系山伏のミカンさんです。先生が「穴」の話をしていることに気が付き、口伝で伝わる呪術を施して、実際に穴を開けていました。誰にも言わずにひっそりと。後日ミカンさんは、「先生が、飯縄神社で穴をあけるという話をされていました。だから、穴をあけたらいいんだなと思ったの。もしそれで、閉じ込められていた飯縄権現様が、自由に出入りできるようになられたらのなら嬉しいです。」と仰っていました。

続いて戸隠三社(宝光社、火ノ御子社、中社)を巡り、その日の日程を無事に終わらせて、宿に着いたのは、すっかり日が落ちた17時過ぎでした。宿泊場所は中社近くの久山館と旅館横倉。おいしい料理を頂いて、その日の疲れを癒します。それぞれの部屋では夜遅くまで、話声が聞こえていました。

11月4日(研修2日目)

翌朝7時。久山館に32名は集合しました。朝のお勤めのためです。久山館には九頭龍弁財天がお祀りされています。弁財天で最も有名なものの一つが、天河弁財天だそうです。表の弁財天がその天河弁財天だとすると、裏の弁財天がこちらの九頭龍弁財天だという話があります。表には出ていませんが、その由緒正しい弁財天が祀られている久山館に宿泊させて頂くと、朝のお勤め(お参り)をさせて頂けます。今回はご厚意で、旅館横倉に宿泊している仲間も一緒にお勤めをさせて頂きました。神主さんが祝詞をあげられます。そして、神主さんの手には、私たち32名の名前と住所が一人一人清書されたものがあり、丁寧に読み上げて下さいました。

そんなありがたいお気持ちを頂いて、この日、最初の目的地の戸隠奥社へ向かいました。戸隠奥社へ向かう道はとても混んでいました。戸隠に通いなれたメンバーの一人、ヤナさんが「こんなに混んでいる戸隠に来たことが無い」と言うほどでした。人の流れに乗りながら、2キロの道のりを歩き、戸隠奥社へ向かう途中、人の流れから逸れて、知る人ぞ知る観音霊場を訪れました。案内のククリンククルンさんが偶然に知り得て、案内してくれた場所です。

たぶん、その場にいた人みんなが、そう感じたでしょう。そこは、入った瞬間に聖域だと感じる場所でした。「目には見えない神聖な何か」がいらっしゃる場所でした。そこには立派なご神木と宝塔、そして聖なる舞台がありました。そして、その聖なる舞台には七支刀のようなオオウバユリが枯れて種をつけながら、凛と背筋を伸ばして立っていました。そういう「目には見えない神聖な何か」の感覚に研ぎ澄まされた仲間の数名は、それぞれにお祈りを奉げていました。

もともと、ここでご心事をすることになっていました。この場所はほとんど人が訪れることは無く、ゆっくりとご心事ができる場所だからです。それに従って、吉野信子先生がみんなに声を掛けます。

「ご心事をされたい方はいらっしゃいますか?」
その声に応えて、ネイティブアメリカンと共に生活した経験を持つシキさんが、聖なる舞台に向かって法螺貝を吹きました。山伏のミカンさんが般若心経を唱えてくれました。ミカンさんに合わせて、みんなも般若心経を唱えました。
それから、みんなで手をつないで輪になり、カタカムナ五首、六首を3回唱えました。「これは解放の儀式ですよ。」と吉野信子先生が優しくリードします。

最初はゆっくりと。2回目は少し速く。3回目は速く歌います。横の人とつないだ手を大きく振りながら、足を前後に揺らして五首、六首を丁寧に、でも楽しく、みんなで声を合わせて歌いました。3回目の歌を歌いながら、手を繋いで作った円の中に渦を巻き起こし、渦の柱を空にあげるのだということが、説明はありませんでしたが分かりました。駆け足のように速く5首、6首を歌 いあげ、最後は両手を空にあげて、巻き起こした渦柱を見送りました。シキさんは天に向けて喜びの声をあげました。

それから、一人一人が聖なる舞台に凛と立つオオウバユリを揺らして、そこから舞い上がる白い種に喜び、清々しい気持ちでご心事は終わりました。このご心事を気に入って何度も揺らして種を舞い上がらせたのは、唯一の子供として参加してくれていた小学1年生の男の子、オウギ君でした。

ご心事後に訪れた九頭龍社は本当に混んでいました。参拝までに優に30分以上掛かるだろうと予想されるほどの長蛇の列でした。なので、一行は二手に分かれました。九頭龍社をお参りするグループと九頭龍社にはお参りをせずに鏡池に行くグループです。

吉野信子先生は九頭龍社へ参拝されました。九頭龍社の奥には細石があり、先生はそこで国家を歌ってきたそうです。その話を聞いた者たちは、その場から細石の方向に向けて国家を歌ったと聞いています。

鏡池までは、そこから2、6㎞の道のりです。距離があるので、昼食までの時間に遅れてはならないと、速足で鏡池に向かいました。途中に天命稲荷神社があり、お参りをして鏡池に到着しました。鏡池は澄み渡り、その名の通り鏡のように山々を映していました。

その後、二つに分かれたグループは合流をして、一緒に昼食を食べました。昼食場所は善光寺近くのお店です。空腹を満たしてから、善光寺や蓮華院でお参りを済ませて、一行は穂高神社へ向かいました。予定では大王わさび農園の大王神社へ参拝する予定でした。しかし、今回は予定よりも時間が掛かってしまったので、残念ながら大王神社には参拝することが出来ませんでした。

ここは、魏石鬼(ギシキ)八面大王の胴塚です。全員でお参りすることは出来ませんでしたが、不思議なことに翌日の早朝、6名の仲間が宿泊地近くの正福寺から魏石鬼の岩屋に導かれて、魏石鬼八面大王が立て籠ったとされる洞窟で、お祈りをすることになりました。案内をしてくれたのは、土地勘があるマルさんです。このメンバーの中には、シキさんがおり、ネイティブアメリカンに伝えられている儀式に従って、ご心事を行うことができました。

さて、時間が前後してしまいましたが、先程の善光寺後に戻ります。バスで向かった先の穂高神社では正式参拝をさせて頂きました。到着したのが16時半。本当にギリギリでした。正式参拝では金銀表裏の扇と鈴を持った巫女舞を見せて頂き、神官から穂高神社の説明をして頂きました。拝殿の窓から見上げた本殿の屋根には、オールを模したV字の装飾があり、海人族である安曇族の誇りがあらわされていました。拝殿から出ると、辺りは薄暗くなっていました。空にはトンビの群れが円を描いて舞っており、空に渦が巻いているように見えました。


この日の最後の神社、有明山神社に着いたのは17時でした。辺りはすっかり日が暮れて真っ暗でした。真っ暗な中、携帯電話のライトをつけて、みんなで参拝しました。不思議と怖くありませんでした。幸い拝殿には電気がついていました。参拝を終えて、すぐ近くにある旅館、山のたこ平に入りました。

真実の岩戸開き(吉野先生のカタカムナによる読み解き披露)

この日の夕食は宴会でした。昨日は旅館が二か所に分かれていたので、二泊三日の研修旅行の中で、全員でとれる夕食はこの日だけだったからです。カタカムナ学校松下村塾を纏めるフクゾウさんから、あらかじめ余興の希望が取られていました。そんな余興を楽しみにしながら、全員が宴会場に集まりました。

司会のウキョウさんは和やかな進行で、まずは食事を促します。ある程度お腹も満たされてきたところで、用意された余興が始まりました。一番手はジュンブレイコウさんが務めてくださいました。

ジュンブレイコウさんは、とても真面目な方で、カタカムナ学校では毎回発表をなさるなど、絵に描いたような優等生タイプの方です。特に数霊に興味を持ち、1,000までの数字の循環を調べて法則を発見した功績があります。その真面目なジュンブレイコウさんが余興をして下さるというのです。どんなものかと楽しみにしていると、誰でもが知っている有名な演歌『浪花節だよ人生は』で替え歌を披露してくださいました。

才能ってあるんだなぁとしみじみと思います。10番までの歌詞を作られて、全て歌って下さったのですが、どの歌詞も大笑いするほどそれぞれの人の特徴を捉えており、聞いていて全く飽きないのです。さらに、普段の様子からは考えられないほどの芸達者ぶりで、歌がうまい上に身振り手振りや表情まで完璧で、ジュンブレイコウさんは見る者を魅了する最高のエンターテイナーでした。

最初からこれ以上ない盛り上がりでした。
会場は全員の大きな笑い声で満たされて、笑いの大渦が出来上がりました。ジ

ュンブレイコウさんは、まさに岩戸開きの鍵となる天鈿女の役割を果たして下さったのです。

その後、フクゾウさんとブラウンさんの漫才がありました。そして、ミカンさんの紙芝居が続きました。ミカンさんの紙芝居は不思議なお話でした。小さな小竜、アグーとミカンさんの交流のお話です。その不思議なお話を聞き終わった後、一人のメンバーが静かに声を上げました。「その小竜、今、私が預かっていると思います。」その声をあげたのは、虹を見るのが大好きなミキさんでした。
「私、洞爺湖に行ったときに、小竜を預かったんです。今、一緒にいて、一緒に成長しています。小竜は6柱いて、その一つを預かることになりました」
不思議な雰囲気に包まれて、余興は終わりました。

不思議ついでにもう一つご紹介します。最高のエンターテイメントを披露して下さったジュンブレイコウさんは、その日の夜中に目が覚めると、不思議な光に包まれたそうです。夜中の部屋の中は暗いはずなのに、光でとても明るかったそうです。不思議なこともあるものだと思いつつ、大浴場に向かわれました。その時すれ違った女性が一人。その女性、ソフィーさんからお聞きしています。確かに夜中、1時過ぎにジュンブレイコウさんが不思議な面持ちでお風呂に向かわれたそうです。

さて、宴会場に時を戻します。余興は終わり、再び食事を再開して、宴会時間は間もなく終了を迎えます。その時、司会のウキョウさんから吉野信子先生に、今回戸隠に来ることになった読み解きを披露してほしいという打診がありました。その日までの昼食時や休憩時に少しずつお話はして下さっていましたが、まとまった話は誰も聞いていませんでした。先生は、最初は遠慮されていましたが、みんなからの期待のこもった眼差しを受けて、「それでは」と席を立たれました。
舞台上に椅子が用意されて、そこに先生が座ります。
マイクはありませんでしたが、良く通る声で先生は話を進めました。

何という幸せな世界だろう。世の中を見たら、人は殺し合っている、だまし合っている、奪い合っている。そういう世界の中で、ここにカタカムナを学ぶ同志として集まった者たちは、愛と優しさの中で楽しんでいます。これを広げて世界平和としなくてどうするの?私たちだけで楽しんでいてどうするの?みんながこうして楽しめるようにしていきたい。今日は幸福感に浸りながら、夢のような時間を過ごさせて頂きました。生まれてきてよかった。みんなに出会えてよかった。これから先、目的をもって一緒に歩んで行けることが本当に幸せです。

今回の戸隠・安曇野・皆神山のことが、日月神事に出ているので、皆さんにお伝えしたいと思います。日月神事はヒフミ神事と言われています。ヒフミというのは1,2、3ということ。それは(3つなのに)日と月(2つ)だけに 封印されてしまっていました。しかし、カタカムナで読み解いていくと、これは天から下りてきた、引きよった「私」が入っている。ヒフミの「ヒ」は「日」つまりアマテラスと「フ」は「月」でツクヨミと「ミ」は「星」でスサノヲだということが分かりました。これからは、それを開いていくことになります。

スサノヲは星。実は甕星香香背男という常陸国の大甕神社に封印されている地主神でした。宮司さんの説明によると、この地主神は金星( 明けの明星、宵の明星)であると教えて下さいました。金星というのはルシファーのことです。香香背男はいうことをきかないということで、5億年前の石の中、宿魂石に閉 じ込められたそうです。常陸というのは「常に陸地である」と書いてあります。恐らく、縄文海進でも海に沈むことがない、常に陸地だったという意味なのでしょう。だからそこに封印されていたということです。その封印されていた場所には、「布留部 由良由良止布留部」と書かれた紙が貼り付けられていました。この言葉をカタカムナで解読してみると、「命を止める」という意味になります。つまり死という意味です。(「布留の言」といわれるこの言葉はヒ、フ、ミ、ヨ、イ、ム、ナ、ヤ、ココノ、タリ、布留部 由良由良止 布留部と唱えられます。つまりヒフミです)

そして、もう一つヒフミがあります。カタカムナのヒフミです。カタカムナ5首、6首のヒフミは最後、「ハエツヰネホン」と命が生まれてくる誕生のヒフミなんです。今までは、「死のヒフミ」でずっときました。でもね、死が無いと誕生しないでしょう?だから、両方大事なんですよ。これからのヒフミはカタカムナのヒフミで、生命が誕生していくというヒフミになります。

日月神示はカタカムナの予言書になります。
日月神示は1944年に出されました。その日月神事を降ろされた岡本天明氏は
「カタというのが他に出ているそうだ…」とつぶやかれたそうです。カタ…。つまり、これはカタカムナでしょう。カタカムナが世に出てきたのが1949年です。だから、彼はその予言のためにひふみ神示(日月神事)を降ろしていたということになります。

日月神示には、「これからの世は全部ヒフミの世になるぞ」と書かれています。これからの世のヒフミがカタカムナのことだとしたら、カタカムナが世界中に広まるということです。そして、ヒフミ唱えて岩戸が開くぞ。はよう、ヒフミ唱えてくれよ。ヒフミを唱えると、岩戸が開くぞ。と続いています。

常陸国の大甕神社では、封印された香香背男を解くために、ヒフミのうた(五首、六首)を唱えながら右回りで回って岩戸を開いてきました。
香香背男というのは、不思議な名前ですね。「香」これは鼻のことです。呼吸の半分。息を吸う部分です。カタカムナの仕組みで考えても、「カ」と「ガ」が入って来て、それを背負っている男って、それはスサノヲですよね。甕星香香背男、金星、それはスサノヲのことで、スサノヲが封印されていたのだということが分かりました。それが常陸国の大甕神社だったのです。

常陸国には鹿島神宮があります。今は鹿という字を使っていますが、昔は香島という字を使っていました。そして、もう一つ香取神宮が近くにあります。この二つは「二つのカ」。重力を二つに分けて、香香背男が出てこないように番をしているということなのです。

一つ一つ、ずっと繋がっています。今回の研修旅行まで道のり全てが繋がっているのです。出雲の卒業旅行、青森の研修旅行、その前もずっと日本中に渡ってご心事をして、準備をしてきました。そして、なぜ今回、戸隠に決まったのか。それは、日月神示に書いてあります。「とつぎ」の道を行けと。

とつぎの道とは、「九、十、十、九」のカタカムナの動きのことです。真ん中の二つの十を繋いで、一つの十にしろということです。そうすると、九十九になります、この九十九がとつぎの道なのです。十が隠れているのが戸隠です(十隠 し)。九十九と書くと、ツクモ(津雲)と読みます。雲が関わっています。ツ(集まるという意味)クモは雲が集まってくるという意味になります。安曇野は破字にすると「生む(ウ冠)女の曇りの野」になります。だから、ここに雲のエネルギーが集まってくる場所だと思っています。だから、ここに豊雲野神がいるはずだと思って探しに来ました。

(この時、吉野先生はまだご存じありませんでしたが、実は豊雲野神は案内のククリンククルンさんが水晶に入れてお持ちでした。ククリンククルンさんは全国各地のご神事に参加されており、喜界島の豊雲野神をお参りした時に、ご自分の水晶に入っていただいたとのことでした。だから実はこの旅行の間ずっと一緒だったのです!)

次は出雲です。出雲は「雲が出る」と書いてあります。出雲がここ(戸隠)から出てくるのだと思います。さっきも見ていたら、道祖神が周辺に多いですね。しかも、それが出雲の賽の神でした。そして、雲が出てくると、「富士は晴れたり日本晴れ」となり、富士の仕組みが出てくる。富士山と言ったら、いったい何なのかというと、カタカムナの心のピラミッドの事です。「富士」という字を見ると、「富家の+-ゼロ空間」。だから、カタカムナのクニ(正八面体)は出雲になります。だからカタカムナは出雲なのです。そう考えると、富士山というのは富家の山とみることができます。宮下文書では出雲は富士山にあったと言われているのは、ひょっとしたらそういう繋がりがあるのかもしれません。

「開いていく」という言葉を、何度か使っていますが、これは読み解いていくということです。そうやって読み解きによって、一つ一つが分かると、日月神事では最後に「皆神山へ行け」と書いてあります。これは、どんな風に書いてあるかというと…。

元の仕組みは富士の仕組み。次の仕組みは艮三十里四里。これは34(光)を示します。闇から光(数霊34)になるとは、銀龍から金龍になるということ。そして、日本列島が艮の金神になって、世界全体を光で包むという仕組みです。これまでのご心事で、それをやってきました。

その次の仕組みは、「仕組みの山に行きて開いてくれよ」と日月神示に書いてあります。それはいつ行けば良いのかというと、「目覚めたら訪ねてござれ。秋たちたら寂しくなるぞ。寂しくなりたら訪ねてござれ」と書いてあります。
本当 に今のことです。11月の戸隠。丁度、秋が深まって寂しさを感じます。

その山はどこかというと、「九十が大切ぞと知らせてあろうがな。戦ばかりでないぞ。何もかも臣民では見当取れん事になって来るから、上の臣民九十に気付けて呉れよ。お上に神祀って呉れよ、神にまつらって呉れよ。神くどく申して置くぞ、早く祀らねば間に合わんのだぞ
神の国の山々には皆神祀れ、川々に皆神祀れ、野にも祀れ。臣民の家々にも落ちる隈(くまな)く神祀れ、まつりまつって弥勒(みろく)の世となるのぞ。臣民の身も神の宮となって神祀れ、祭典(まつり)の仕方知らせてあろう。神は急せけるぞ
この神の国の山々には皆神祀れ。川々に皆神祀れ、野にも祀れ。」とは、これって皆神山じゃないですか!

カタカムナでは一人一人が神だということ。あなた自身が「神なのだ」と気が付くことだよ。言霊ですべてを現象化することだよ。ずっと言ってきたことです。これが、最終章の皆神山という一人一人が本当の神になる。そう宣言する。

それが、世界がひっくり返ることです。今まで「神様、助けて下さい」と外に神があるのだと思っていたものが、自分が目覚めてきて、自分こそ神なのだ。自分がこの世の中の現象を起こすのだと目覚めてきたら、もう騙せません。自分自身が「嫌だ」と言えば、戦争も止められるし、色んな騙し合いも、いさかいも、私たちが止めると言えば、止められるんです。世界平和を実現するには、この道しかないのです。

今、この研修旅行に32名の人が参加しています。そして、明日、神の宣言を して、そこから世界を変えていくエネルギーがここに集まっています。長野というのは、フォッサマグナがあります。地球のエネルギーと一番深く繋がっているところ。そこに皆神山というピラミッドと言われる山があること。ピラミッドはカタカムナ(ココロ、クニ、正八面体)を示しています。そして、皆神山という数霊は66、ココロを示しています。

ずっと、皆さんに伝えて、教えてきたことです。カタカムナ学校の教えが何一つ矛盾せず、私たちが学んできたこととピタッと一致しています。明日、この日月神事の予言が成就することを願っています。

666の数字が悪魔だと言っていること。私たちが神になったら、全部が666になる。それは、どうしようもなく、神が人をもう騙せないほどの光がでてくるということなのです。(ロクは思念で「空間が引きよる」意味。「空間」は数霊 34。つまりロクは「光が引きよる」意味となる。666は次々と6が出る意味。つまり、「次々と光が出る」という意味になる)

今、そういう状況の中で、皆さんは集まりました。思いはそれぞれにあったと思います。動機はそれぞれにあったと思いますが、選ばれて来たんですよ。本当に。今日は本当に喜びで溢れています。毎日、私でいいの?と問うています。なぜ私に思念表を降ろしてくれて、分かるようにしてくれたのか分からない。だけど、ここにいる人たちが本当に素晴らしいし、カタカムナを通して出会って、共に歩んでいること自体が夢のようで嬉しいから、本当にありがたくて、どうしようもないのですが、これは、神の神話を作っているんだなと感じています。

行けなくてもいいんですよ。だって、皆神山は自分のココロですから。心が神なんだと気が付いて、信じて生きていけばいいんです。そこが始まりなので。そしたら、ものすごい勢いで、あっという間に渦を巻いて世界に広がっていく。だって神界が全部応援してくれています。大丈夫。死んでも生きても大丈夫。この流れは止まらない。

ヒフミ神示の中で説明されていたこの仕組みを、「345(ミヨイズ)の仕組みと言います。今回の研修旅行は11月3日、4日、5日。正にミヨイズです。 コロナ567もそのためにあったのでしょう。今度、レイビレッジで行われる講演会は12月3日。それも凄いですね。この日程を選んでくれたのは、カタカムナ学校松下村塾のまとめ役であるフクゾウさんです。

日月神事に次のように書いてあります。「北が良くなる。北が光るぞ。北が一番に良くなると申してあることだんだんに分かりてくるぞ。世が変わりたら天地光って、人も光って、草も光り、岩も物心に歌うよ。雨も欲しい時に降り、風も欲しい時に吹く。雨の神、風の神がこう申しておるぞ」
だから、地震も災害が起こるような大きいものは無くなって、天気予報もいらなくなるのかもしれません。

この、「北が良くなるぞ」というのは、スサノヲが香香背男だったとしたら、香と香。これは匂い、鼻です。「背」というのは、北に月と書きます。全てを背負っている男性です。その背中が北を向くと、胸は自然と南を向きます。つまり太陽の方角を向く日向になります。そして、どちらを向くかというのは「肩」が決めているのです。「肩」は破字にすると「戸」と「月」になります。この「戸」が戸隠のことだったのです。

カタカムナでは土偶の肩に基本形があると学びました。土偶の十字架の形です。土偶の形は父さん。お父さんが荷物を背負って北を向いているのです。そうすると、私たちは太陽に向かって生きていける。背中を向けた北にあるのは、北極星です。自分と北極星が繋がっていて、その周りに北斗七星があって、宇宙の中心は自分だというエネルギーがあって、私たちは真っすぐ前を向いて、太陽に向かって歩いていくということなのです。そういうシステムに体はなっているのです。

カタカムナでだったらそうやって真実が読み解けます。真実が分かります。知らなかったら一生真実が分からないままに終わってしまうでしょう?そこにしかチャンスがないの。本を見ても、動画見ても、それをやっている人がいないから。伝え始めたら分かってくるから。伝え始めると覚醒して、真実がどんどん分かってくると思うので…。皆さんと一緒に歩いて行けたらと思います。

11月5日(研修3日目)

昨日の宴会で結束を固めた32名のメンバーたちは、バスで上高地明神池と穂高神社奥宮を目指して出発しました。今日の午前中までで、研修旅行が終了します。午後は、有志で皆神山へ行くことになっていました。昨日の話を聞いて、皆神山へ行こうと考える人は増えていました。参加者は総勢21名になりました。皆神山に行くために、あらかじめ自家用車で来ていた者を除いて、レンタカーを借りました。すぐに借りられると思っていましたが、40分ほど掛かって、ようやくレンタカーを借りることができました。松本駅から皆神山までは車で1時間程度かかります。それぞれ帰りの時間を気にしながら、一行は皆神山へ向かいました。皆神山の中腹に岩戸神社があります。一行はその祠や洞穴に参拝をしました。辺りは徐々に薄暗くなってきています。急いで参拝を済ませて、皆神神社へと向かいました。皆神神社へ着くと、山門の大きな提灯に明かりが燈っていました。その明かりにありがたみを感じながら、いくつものお社に急ぎ足で祈りを奉げ、最後に富士浅間神社にたどり着き、その裏手にある石で囲まれた穴にそれぞれがお祈りをしました。

心の岩戸開き(神様宣言)

その穴の奥は広い原っぱになっていました。そこを見渡して、「ここでやりましょう」
吉野先生がこの研修旅行の最大の目的を持つ、ご心事を始めました。ご心事に必要な水、酒、カタカムナ学校のバンダナ、その他、お供えしたいものをみんなで置きました。辺りはすっかり薄暗くなっていました。

「全ての神がそろいました。これから皆さんお一人お一人が神になるご心事を始めたいと思います。誰か、狼の遠吠えをやって頂けますか?」
その声にウキョウさんが前に進み出ました。ウキョウさんの誘導で狼の遠吠えをみんなで行いました。

「それでは、ここで神様宣言をして頂きたいと思います。ここは富士浅間神社のちょうど裏手に当たります。ここで、ご自分の使命を宣言することは、とても意味があります。」

「今まで話してきた通り、カタカムナでは自分自身が神なんだと気がついて、行動することが大切です。自分自身が一番大切な命を使って何を志として生きていくのか、この旅行中に考えて頂きました。それを今、ここで宣言して頂きたいと思います。では、私から始めます。以降、同様に続いて下さい。」

「2023年令和5年11月5日 皆神山山頂 富士浅間神社にて、今日より一人一人が神となることを宣言します!命をかけて、この使命を達成します!」

われは神なり、われは神なり、吾はカタカムナ48音言霊思念伝道命なり
カタカムナ ヨンジュウハチオン コトダマシネン デンドウノミコト  数霊572
命をかけて、この使命を達成します!

(以下はご神名のみ記させていただきます)


われは神なり、われは神なり、吾は九九輪括留无命なり
ククリンククルンノミコト  216

われは神なり、われは神なり、吾は清水丁寧操之命なり
シスイチョウネイソウノミコト  255

われは神なり、われは神なり、吾は才能開花伝道命なり
サイノウカイカデンドウノミコト 224

われは神なり、われは神なり、吾は自他照命なり
ジタテラスノミコト 120

われは神なり、われは神なり、吾はいやし姫命なり
イヤシヒメノミコト 110

われは神なり、われは神なり、吾は小川藤鍛冶敦命なり
オンカワトウカジアツノミコト 276

われは神なり、われは神なり、吾は宇宙平和トコトコ命なり
ウチュウヘイワトコトコノミコト 258

われは神なり、われは神なり、吾は恭和結紡調命なり
トモニココロナゴマセムスビツムグシラベノミコト 355

われは神なり、われは神なり、吾は風花和音命なり
カザハナカノンノミコト 202

われは神なり、われは神なり、吾は晃山命なり
コウザンノミコト 111

われは神なり、われは神なり、吾は本当の自分を思い出す命なり
ホントウノジブンヲオモイダスノミコト 324

われは神なり、われは神なり、吾は遊天命なり
ユウテンノミコト 169

われは神なり、われは神なり、吾は七幸味大神なり
ナナツサイワイアジワイオオカミ 232

われは神なり、われは神なり、吾は歌で振動を起こす美穂命なり
ウタデシンドウヲオコスミホノミコト 333

われは神なり、われは神なり、吾は悠愛理事根命なり
ユウアイリコトネノミコト 222

われは神なり、われは神なり、吾は愛語光輝く姫命なり
アイゴカガヤクヒメノミコト 100

われは神なり、われは神なり、吾は麻千束命
アサセンタバノミコト 170

われは神なり、われは神なり、吾は愛希火明結真留命なり
アイキホアカリユヰマールノミコト 306

われは神なり、われは神なり、吾は美和国思叶命なり
ミワノクニオモイカナウノミコト 265

われは神なり、われは神なり、吾は日本と中国をつなげる命なり
ニホントチュウゴクヲツナゲルミコト 334

われは神なり、われは神なり、吾は家族と外の世界をつなげる命なり
カゾクトソトノセカイヲツナゲルミコト 268

われは神なり、われは神なり、吾は大人と子供をつなげる命なり
オトナトコドモヲツナゲルミコト 232

われは神なり、われは神なり、吾は一滴世界命なり
イッテキセカイノミコト 209

われは神なり、われは神なり、吾はアリヤノセイ命なり
アリヤノセイノミコト 158

われは神なり、われは神なり、吾は神話書き命なり
シンワカキノミコト  188

「続いて、ご神名を預かっているものがあったら、代わりに宣言をお願いします。」

われは神なり、われは神なり、吾は和御之星常立之命なり
二ギミノホシトコタチノミコト  238

われは神なり、われは神なり、吾は自分からあふれる愛と光で周りを照らす命なり
ジブンカラアフレルアイトヒカリデマワリヲテラスミコト 359

われは神なり、われは神なり、吾は響く笑声命なり
ヒビクショウセイノミコト 154

われは神なり、われは神なり、吾はヒサコ命なり
ヒサコノミコト 101

われは神なり、われは神なり、吾は言霊を書き伝える国常立大女神なり
コトダマヲカキツタエルクニトコタチノオオメガミ 450

われは神なり、われは神なり、吾は調和命なり
チョウワノミコト 113

われは神なり、われは神なり、吾は波羅宮命なり
ハラグウノミコト 137

われは神なり、われは神なり、吾は音遊び命なり
オトアソビノミコト 160

われは神なり、われは神なり、吾は愛鈿女命なり
アイノウズメノミコト 107

われは神なり、われは神なり、吾は都市農業の道をつくるトヨウケ命なり
トシノウギョウノミチヲツクルトヨウケノミコト  362

われは神なり、われは神なり、吾は和輪話氣八意思兼浄書命なり
ニギワワケヤゴコロオモイカネキヨメカクノミコト 376

われは神なり、われは神なり、吾は有希二知己十映命なり
ユウキフジコトハノミコト 195

われは神なり、われは神なり、吾はマナを生きる命なり
マナヲイキルノミコト 163

われは神なり、われは神なり、吾は大和田結心恵命なり
オワダムスビエノミコト 153

われは神なり、われは神なり、吾は百道撞燿真名呼命なり
モチツキアカルマナコノミコト 280

われは神なり、われは神なり、吾は助合今感謝命なり
タスケアイカンシャイマヲタイセツニノミコト 467

われは神なり、われは神なり、吾はうきうきけい姫命なり
ウキウキケイヒメノミコト 203

われは神なり、われは神なり、吾は笑み姫命なり
エミヒメノミコト  113

われは神なり、われは神なり、吾は愛を繋げる命なり
アイヲツナゲルミコト 135

われは神なり、われは神なり、吾はカタカムナウタヒ ヒビキの命なり
カタカムナウタヒ ヒビキノミコト  234

われは神なり、われは神なり、吾はカタカムナ48音言霊思念表広め命なり 
カタカムナヨンジュウハチオン コトダマシネンヒョウヒロメノミコト 600

われは神なり、われは神なり、吾は地球を守る真実求道命なり  
チキュウヲマモル シンジツグドウノミ  343

われは神なり、われは神なり、吾は光愛真実命なり
ヒカリアイシンジツノミコト 205

われは神なり、われは神なり、吾は数のシュート命なり
カズノシュートノミコト  157


こうして、全ての神様宣言が終わりました。

その後は輪になって、ご心事が続きます。カタカムナウタヒ5首、6首を歌い、君が代を歌い、揺蕩う小舟を歌いました。特に揺蕩う小舟を歌う時には、みんなで輪になって揺れながら歌いました。それは全ての御心事を終えた後は、「全てを手放しで、流れに任せる」という「鳴門の仕組み」を体現したものでした。

(この歌は、この日のために引率のククリンククルンさんが作詞し、Rie Morimotoさんが作曲して歌ってくださった「可太賀夢名揺蕩う小舟(カタカムナたゆたうこぶね)」という歌です。歌詞と歌を最後に載せます)

そして、最後にみんなで抱擁しあって喜びを分かち合い、ご心事が終了しました。辺りはすっかり暗くなって、夜空には星が光っていました。

「最後にこちらに来てください。」

ククリンククルンさんが声をかけました。
案内された先は稲荷神社でした。
そこには小さな鳥居があり、その奥に祠がありました。順番に並んで一人一人お参りをします。全員がお祈りをする間、ずっとミカンさんが鈴を鳴らしてくれました。最後のひとりのお祈りが終わって、リズム良く鳴っていた鈴の音が鳴りやみました。自然と全員が広場に集まります。
「これで、無事に全てのご心事が終了しました。皆さん、ありがとうございます。」
吉野信子先生の良く通る声が夜空に響きました。

秋深まる、寂しい季節。11月3日、4日、5日の345(ミヨイズ)の仕組みの日。夕暮れ時の最も寂しくなる時間に、カタカムナ学校のご心事が無事に終了しました。ご心事が終わった時、辺りは日が落ちてすっかり夜になっていました。空には満天の星空が広がっています。空に北極星、北斗七星を探してみます。星神香香背男が背負う北極星。ご心事が終わった時刻が夜になったことも偶然では無いようです。こうして、カタカムナ学校松下村塾研修旅行、皆神山にてたくさんの神々が誕生しました。

可太賀夢名揺蕩う小舟(カタカムナたゆたうこぶね)

作詞:ククリンククルン 
作曲・歌唱:森本理恵

可太賀夢名揺蕩う小舟 神社
無為の海原  成りたる答え

カタカムナ
タユタウコブネ  カミヤシロ
ムイノウナバラ  ナリタルコタエ

アーイーオーン
アーイーオーン
アーイーオーン

姫路駅集合

明日にさとうみつろうさんとのコラボ講演会を控えて、スタッフたちは姫路駅に集合しました。集まったメンバーはユッコさん、トコトコさん、カメさん、フクゾウさん、ソフィーさん、ウキョウさん、マコさん、エリ姉さん夫婦の9人です。皆さん明日のコラボ講演会に向けて、期待のエネルギー満載といった表情でした。

今回のスタッフは、この講演会を実現するために尽力してきた人たちを中心に集められています。ほとんどの方がレイビレッジで行われた講座の講師として関わって下さった方々になります。企画の中心はフクゾウさんでした。なぜなら、この講演会をお膳立てして下さったのは彼だからです。まず、フクゾウさんはレイビレッジで募集された運転手ボランティアに手を挙げてご縁を結びました。次に、松下村塾で講師を募ってレイビレッジでカタカムナ講座を開き、そこを切り盛りするかおるママをはじめ、興味がある方々にカタカムナを理解して頂きました。その後、ようやく人気YouTuberさとうみつろうさんとのコラボ講演会にこぎつけることができました。まさに彼の陰なる努力が実った企画です。この波動は姫路駅に集まったメンバーに静かに伝わって、大切に、そして大成功させたいという思いを全員に持たせていました。

姫路駅からレンタカーを2台借りて、早速レイビレッジへ挨拶に向かいました。車で小一時間の所にレイビレッジはあります。少し迷いながらも目的地に到着することができました。そこには吉野信子先生とさっちゃん家族が前泊して、すでにいらっしゃいました。 吉野先生は
「遠いのに、ありがとう。元気でしたか?」
とスタッフたちをねぎらいました。さっちゃんとご主人のメイさん、その子供のオオギ君は走って来て私たちを笑顔で迎えてくれました。まだ少年のオオギ君は先月あった時よりも少し大きくなった気がします。
スタッフ9名は吉野先生と挨拶を交わした後、レイビレッジを切り盛りするかおるママに 挨拶をさせて頂きました。事前に講座を開かせて頂いたので、かおるママと面識があるスタッフがほとんどです。かおるママは友人に会うように温かく迎えて下さいました。終始温かい笑顔です。そして裏山にあるスサノヲの墓(前方後円墳)への道を快く教えてくれました。

吉野先生たちを加えて総勢13名になったスタッフ達は、スサノヲの墓と言われる前方後

円墳へ向かいました。天神池を右手に見ながら細い田舎道を歩き、柵を開けて山道を登ると30分程で頂上に着きました。頂上には三本の鯉のぼりを上げるための竿と小さな社(やしろ)がありました。このお社でスサノヲ命をお祀りしているのでしょう。スタッフたちはまずスサノヲ命に一人一人ご挨拶をさせて頂きました。
全員のお祈りが終わると、吉野先生はこのお社を注意深く観察し、普通に人は気がつかないような小さな隙間にビニール袋があることを発見しました。吉野先生はこれまでも様々な場所で不思議なメッセージを受け取っています。なので、どこに行かれても自分に示されているメッセージを見逃さないようにされているそうです。

さて、見つけたビニール袋の中には、穴が開いた六角形の木片と龍のような紐が入っていました。
「さあ、このメッセージをどう読み解く?読み解く人たちがよく見ないとね!」
とみんなに良く見えるように広げて置きました。スタッフたちは代わる代わる木片を見たり、写真を撮ったりして読み解きに励みます。すぐにはどう読み解いたら良いのか分からずに、読み解きの声はなかなか出ませんでした。

後日、吉野先生はこの意味を「六芒星(六角形の木片)が回って五芒星になり穴が開いて
〈今〉というエネルギー(龍のような紐)を作り出している」と読み解きました。その意味は
、この場所がカタカムナの中心であり、スサノヲの目がある場所であり、〈今〉を作り出すカタカムナの核がある場所に繋がっているということになります。

なりほど。そうやって読み解くのか!
これは実際に現地を訪れた時、どうやって読み解いているのかを知る貴重な機会になりました。

さて、この地の下にスサノヲ命が眠っているといわれています。カタカムナではスサノヲは八咫鏡の中心にできる目を表します。そこは、カとガがせめぎ合うゼロ空間です。「空」の場所。つまり
「9」の場所でもあります。私たちはこの社を中心に永遠循環を表すように8の字を描いて歩きながらカタカムナウタヒを歌って、ここから発信放射(数霊9の意味)される光のエネルギーを循環させるご心事を行いました。
その後、鯉のぼりの竿にカタカムナ学校旗を掲げさせて頂きました。さっちゃん家族が紐に旗を結わえ付けて、空高く掲げてくれました。学校旗は風になびいて伊勢と出雲の中心であるこの地に来たことを喜んでいるように見えました。その学校旗を見ながら、スタッフ一同はカタカムナ学校歌「風のコドウ」を歌いました。空には太陽が雲の間から覗き、心地よい風が吹いていました。

北山天満神社

スサノヲの墓とされる古墳を下りて、私たちは近くの北山天満神社を訪れました。素朴な田舎のこの土地はとても豊富な水が流れており、目にも鮮やかな真っ赤な紅葉があり、訪れた人を出迎えてくれました。

「天満神社、つまり満天の星。ここは星神が祀られる場所です」
と吉野先生は教えてくれました。スサノヲは星神香香背男だと吉野先生は読み解いています。ちなみに満天の星の「満天」は「満点」と音が一緒です。つまり100点ということです。これは反転する(数霊100は反転を意味します)ことを示しています。満天の星、スサノヲは反転して天満となり、天満神社に祀られている。そう示されていると吉野先生は仰いました。

後日分かったことですが、次の日に、ここの真っ赤な紅葉の場所で神話系人気YouTuberのTOLAND VLOGのサムさんが写真を撮られていました。InstagramにUPされたその写真を見て、同じ場所をお参りしたことが分かり、スタッフたちは大いに盛り上がりました。この時は知る由もありませんでしたが、後日、このご縁は繋がっていきます。ヒフミの日(12月3日)のレイビレッジ講演会。ヒフミ(123)と動き出す。本当に意味があることでした。

與位(よい)神社

北山天満神社から、そのまま歩いて與位神社へ向かいました。少し離れていましたが、歩いて行ける距離です。30~40分程歩いたと記憶しています。歩いた先にあった與位神社は延喜式以前の創立を物語る立派な神社でした。紀元804年、西暦144年に創建されたそうです。ご祭神は素戔嗚命と稲田姫命です。境内末社には大歳神社があり、猿田彦命と大年神が祀られていました。

立派な鳥居をくぐると、参道の両側にある大きな杉の木に導かれて境内に入っていきました。古い拝殿の右横には雄々しいライオンの象と真っすぐに伸びる立派な杉の木が一本立っていました。左側には大歳神社があります。参拝をしながら吉野信子先生はスタッフたちにその読み解きを話して下さいました。

「この與位神社には「天壌無窮」という天照大神が邇邇芸命に下されたご神勅が書かれています。これは「皇室が永遠に栄える」という意味で使われています。しかし、この言葉の真の意味は「天地が永遠に循環していて極まることが無い」だと思います。まさに陰陽ボールと同じ考え方。陰が極まりそうになると陽に反転し、陽が満ちて極まりそうになると陰に反転する。それを永遠に繰り返すという意味です。つまりは交代をしながら永遠循環をするカタカムナを示しています。まさにこの地がカタカムナの中心に繋がっているということです。だから、この言葉がここにあることは大きな意味を持っているのです。

與位、ヨイ、45、つまり陰陽。その陰陽がヨイという言葉で表されています。これは陰陽が反転しているということ。いまだ外に出ておらず中にあるということがヨイという言葉で示されています。まさに核を表していますね。そこに「天壌無窮」の言葉があります。天が譲ると書いてあります。先程説明した通り、この言葉の意味は上と下が反転するという意味です。天と地が逆転するとは何を示すのか?これは子供に位を譲るという意味になるのです。

與位。與は与の旧字体です。なので、この字は位を与えると書いてあります。ここのエネルギーはカタカムナの核、高御座です。天皇がいらっしゃる場所。そこを子供に譲るというのです。なぜ子供に譲ると分かったと思いますか?子勝神社の跡地が近くにあるでしょう。子が勝ったと書いてある。子供に位を譲ったことがここに示されています。」

與位神社からレイビレッジへ歩いて戻る帰り道に、子勝神社の跡地がありました。そこにあった子勝神社と書かれた大きな石碑の横にオオギ君が立って写真を撮ります。時刻はすでに夕刻になり、夕陽の光が最後の輝きを見せてくれていました。その輝きの中で
「子が勝ったね」
とさっちゃんが言います。その声を聞きながら、子々孫々まで栄える日本を思い、みんなは微笑ましくその光景を見守っていました。

ピラミッドハウスでの前夜祭

レイビレッジ周辺の散策を終えて、夕飯はレイビレッジ内の宿泊施設にお弁当を調達して
、みんなで食べました。その施設は澄んだ水が流れる川の側で、そのせせらぎや風に揺れる木々の音、虫や鳥たちの息づかいが聞こえてきそうな癒しの空間でした。部屋の中には

小林正観先生の机が置いてあり、みんなで代わる代わる椅子に座り文豪気分を味わいました。また、本棚には様々な書籍が置いてあり、それぞれに気になる書籍を手に取って頁を捲ってみました。全員で13名。丸いちゃぶ台を囲んでお弁当やお茶、ジュース、お菓子、お団子、ミカンなどが山のように積まれて、さながらお正月のようにワイワイと賑やかに積もる話で終始賑やかでした。

ちゃぶ台を囲みながら話していると、自然と話題は明日の講演会に向いていきます。
「先生、明日はどんな話をするか決まりましたか?」
とスタッフの一人が吉野先生に尋ねました。
「決めてないよ。明日は出たとこ勝負。みつろうさんは打ち合わせなしでやってみよう!と言うことだから、そこに合わせるしかないよね。」
と先生は答えます。その後も、みつろうさんの名前の読み解きやレイビレッジの読み解き
。與位神社やスサノヲのお墓の話がいいんじゃないかと様々な意見が出ました。だんだんと真剣になってくる作戦会議の様子を見て、
「何だか円卓の騎士団みたいだね。」
とさっちゃんが言いました。また、そこで盛り上がります。
「見て見て!この絵。そっくりやろ?」

円卓の騎士団とは、アーサー王物語においてアーサー王を含む円卓に座ることを許された騎士たちを指して言います。上座下座のない円卓が用いられたのは、卓を囲むもの全てが対等であるとの考えからだそうです。確かに、吉野先生が話すカタカムナと対等なもの同士が円卓を囲むという考えはピッタリと合っている気がします。そして、ウィキペディアに載っている絵とその時撮った吉野先生を囲むスタッフたちの写真が本当にそっくりで驚いてしまう程でした。

コラボ講演会inレイビレッジ

当日、レイビレッジは小雨ふる天気になりました。朝は曇り空でしたが昼頃には、ぽつぽつと雨が降り始めて、ピラミッドハウスのトレードマークの三角屋根がしっとりと濡れていきました。そのピラミッドハウスの前にテントを立てて受付をします。机の上には参加者の名表や配布物が徐々に整えられました。

ピラミッドハウスから駐車場の方向を見ると、山の木が伐採されています。駐車場を拡張するために工事をすると、その山から大きな磐座が発見されたそうです。その磐座は地球

を抑える要石なのではないかと言われています。ここは伊勢と出雲のちょうど中間地点。その地を鎮めるのにふさわしい大きさの要石でした。

ピラミッドハウスの中では講演会場の準備をし始めました。
会場準備をする直前には、ピラミッドハウス内で太鼓による浄化が行われました。前日から宿泊していた方が太鼓演奏をされていたのです。スタッフたちはその浄化に一緒に参加させて頂き、自分たちもカタカムナウタヒ5首、6首、7首を歌って場の浄化を共同でさ
せて頂きました。

四角錐の形状をした会場の壁、四面に日本国旗、イスラエル国旗、カタカムナ学校旗、大神島学校旗を掲げ、説明用のホワイトボード、マイクをセットして会場の準備は整いました。みつろうさんとの直前打ち合わせも滞りなく済みました。

正午12時。
参加者を乗せて姫路駅から出発したバスが会場に到着しました。みなさん昼食を食べて午後から開催される講演会に備えます。チエさん手作りの配布物やシルクさんが作ってくれた名札やお食事券が届き、講演会に色を添えます。そうして続々と参加者が集まり、会場は満員御礼。たくさんの人で埋め尽くされました。

この日、司会を務めるのはウキョウさんです。
いつも通りの温かく人を包み込む声に、参加者は心地よい安心感を覚えながら講演会が始まっていきました。講演会の最初にはこの企画をゼロから作ってくれたフクゾウさんの挨拶がありました。その思いがこもった言葉にもスタッフたちは感動を覚えます。こうして講演会が始まっていきました。

講演会の柱は、「カタカムナを知らないにお客さまにカタカムナを説明する」というものでした。さとうみつろうさんもカタカムナをご存じ無いということで、吉野信子先生の話を聞きながら、みつろうさんがわからないところは遠慮なく話を止めて質問をする形をとりました。それはピタリとハマりました。いつも通りに楽しそうに前のめりで話をする吉野先生。それを面白く茶化しながら、お客様に笑いを提供するみつろうさん。知識の豊富なみつろうさんが別の言葉(物理学)で説明してくれる一コマもありました。

みつろうさんが特に興味を示したのは「さとうみつろう」の名前の読み解きです。
「さとう」は数霊64八咫鏡になります。思念だと遮りに統合を生み出す。つまり丸十になる。
「みつろう」は思念だと三が集まって(つまり二つの三角が重なり合って集まる。マカバになって集まる)空間を生み出すという意味になります。これはピラミッド(クニ)を作る人と

いう意味です。そういう使命を持っている人。だから、レイビレッジ(0ビレッジ)という核を表すこの地を譲り受けたのでしょう。

「え~!じゃあオレ、ピラミッドなの?」
とみつろうさんが声を躍らせました。

講演会の最後には、吉野先生の提案でみつろうさんにピラミッドハウスの真ん中でオオカミの遠吠えをやって頂くことになりました。
12月3日。ヒフミと動き出す日に、このピラミッドの主人であるみつろうさんが主導してオオカミの遠吠えを行う。これには意味がありそうです。カタカムナの核である0(レ イ)から発信放射して「カタカムナが広がっていく」そんな動きを起こしてくれそうな気がします。

促す吉野先生の言葉に押されるように、オオカミの被り物をかぶったみつろうさんが、おずおずと真ん中に進み出てきました。そして、ピラミッドの中心に立つと、みつろうさんはこんなことを教えてくれました。

「このピラミッドね、床の板を手作業で張り合わせてくれた人がいるんだよ。外側から丁寧に張り合わせてくれたんだけどね、どうしても中心がずれるんだよ。」

すると吉野信子先生が重ねて言います。
「ピラミッドの中はそうなんですよ。中心は必ずずれるの。それはね、フィボナッチ数列ヒフミ九九算表の中心がずれているのと一緒なんですよ」

きっとカタカムナ学校で学んだ人たちはその意味が分かるはずです。頭の中に浮かんだフィボナッチ数列ヒフミ九九算表。その真ん中の九つの一。右下に「一なるもの」はずれている。そのずれた場所が「根源」である「神の居場所」です。

その根源の場所で宣言が行われました。
「私たちが日本を救います。私たちが世界を救います。私たちが人類を救います。ありがとうございます。」
この言葉は前日に訪れたスサノヲのお墓で吉野信子先生とスタッフたちが宣言したものと一緒です。この日はみつろうさんの先導でもっと多くの仲間たちと、ピラミッドハウスの中で宣言がなされました。最後はみつろうさんのアイデアで、オオカミの遠吠えをシューマン周波数に合わせて行いました。こうしてみんなの宣言は、地球に、宇宙に、一人一人の内なる神に届けられました。

12月3日、ヒフミの日に開催された講演会。
場所は宍粟市山崎町与位800‐20レイビレッジ。

レイビレッジ0
12月3日123
与位45
山崎町ピラミッド(みつろう)
宍粟市6(7)
潜象を見るカタカム「ナ」7
八咫鏡(コトバ)8910(さとう)

345ミヨイズで始まったカタカムナ神話
123ヒフミとレイビレッジで動き始めました。